シナモン・カッシア
学名Cinnamomum cassia
科名クスノキ科
採油方法水蒸気蒸留法
抽出部位葉付き小枝
比重1.030〜1.061
・チャイニーズシナモン、トンキンニッケイ、カシアなどと呼ばれ、
 日本では、正倉院の薬物中にも納められている程、古くから利用されています。
 およそ紀元前3000年頃より利用されていたようです。
・主な産地が、ベトナムと中国、シナモン(樹皮、葉)を利用するものは
 産地がスリランカ、ベトナム、マダガスカル物となります。
・シナモンカッシアとシナモン(セイロニッケイン)との見分け方として、
 シナモンスティックの皮が厚く、巻きが少ないものがカッシアで、
 皮が薄く何層にも巻いているのがセイロンニッケイです。
主要含有成分表 提供;KENSO
芳香族アルデヒド類 ・ケイ皮アルデヒド 75-90%
・ベンズアルデヒド 
エステル類 ・酢酸シンナミル tr.-15%
ラクトン類 ・クマリン tr.-15%
・精油は、甘いニッキの香りで、気分を高揚させてくれます。
・抗菌作用が強く、消化器系や皮膚の感染症改善のために用いられることが
 多いです。免疫を刺激し元気になりたいときにも適します。
・ケイ皮アルデヒドに皮膚を荒らす危険性があるため、10%以下に希釈し、
 広範囲に使用しない。
・乳幼児・授乳中の産婦には使用しない、またケイ皮アルデヒドによる
 子宮や皮膚へ影響を考慮して、妊婦には使用しない

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芳香成分類の主な作用と芳香分子の固有作用について
今までに発見されている、芳香成分がもたらす人体への影響は、下記を参考にしてください
芳香族アルデヒド類 ・抗菌作用 4+
・抗ウィルス作用 3+
・抗真菌作用 3+
・抗寄生虫作用 3+
・免疫刺激作用 3+
・神経強壮作用 3+
・発酵抑制作用 3+
固有作用

・ケイ皮アルデヒド
  (強い抗菌作用、鎮痛作用、加温作用、催淫作用
   血液凝固阻止作用)
・ベンズアルデヒド
  (抗炎症作用)   

エステル類 ・鎭痙攣作用 3+
・神経バランス回復作用 3+
・鎮静作用 3+
・鎮痛作用 3+
・抗炎症作用 3+
・血圧降下作用 3+
固有作用

  

ラクトン類 ・粘液溶解作用 4+
・脂肪溶解作用 4+
・瘢痕形成(創傷治癒)作用 4+
・抗ウィルス作用 3+
固有作用

・クマリン
  (血液流動促進作用、鎮静作用)   

NRAD JAPAN 編集:ケモタイプ精油事典より引用

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